今回は、普段はそこまで無い依頼でした。
佐賀市内の住宅2階にある換気扇の交換作業でした。
お客様ご自身でトイレ換気扇を長いハシゴを掛けて交換しようとされてあったとの事でしたが、まったく長さが足りないという事で断念されてありました。
電話見積りの段階では、住まいるパートナーが用意できる長いハシゴを掛けてそれで届くならという条件でひとまず価格を提示させていただきました。
正し、届かない場合はキャンセルせざるを得ない事をお伝えして仮で受ける事に致しました。
そして実際にはしごを立ててみると、残念ながら届かない!
軽トラが入る場所であれば、軽トラの荷台を足場として、梯子を立てれば、軽トラの荷台の高さ分だけ稼げたのですが・・
(もちろんしっかり固定や支えをして)
軽トラがその場所に入れる事ができませんでした。
その為、足場を組んで作業をするというのは、非常にコストがかかる為、キャンセルをお伝えしたのですが、
お客様から、どうにかならないでしょうか?
というお願いがありまして・・・
いろいろ考えました!
ご依頼者様の気持ちもわかるんですよね。
そして、ハシゴそのものの高さを上げる方法も無く無ないのですが、危険が伴う事は間違いありません。
落下すれば怪我で済めばいい方
下手をすると、命の危険もあります。
その為、スタッフと話をして、見積り金額を再度提案致しました。
お客様にその金額を了承していただけたので、その方法を実行しました。
大きめの廃品のしっかりと頑丈なタンスを住まいるパートナーの倉庫から持ってきて、そのタンスの強度をさらに上げたり、ハシゴが動かない様に固定したりななどの改造を行いました。
それをハシゴの足場として行いました。
そして、ハシゴをしっかり支えて、いざ換気扇の交換完了です。
作業を行うには、どうしても片手になったりするので、ハシゴを出来る限り揺らさないようにがっちり支えました。
この時に支える力は、このしばらくの間では出ないくらい力が出た気がします。
そして無事に換気扇の交換作業完了です!
無事にスタッフが下りてきてその場の緊張がほどけていくのが分かる気がしました。
今回先ほども申し上げましたが、足場を組むだけでも数万円は簡単に上がってしまいます。
そう考えるとご依頼主さんは、トイレの換気扇が壊れている間はいろいろ悩まれていたはずです。
とは言え、それを安く収める為には、簡易的に作業場を作り、サッと終わらせるしかありません。
ですが、そこには危険な作業であるという事が目の前にあります。
こういう判断は毎回覚悟が必要になります。
もし、怪我をしたり事故になったら?
ご依頼者様の気持ちも辛くなります。
だから、成功させるしか無いのです。
だから、不用なタンスを持ってきてそれを強固に固定したりという知恵と工夫があるわけです。
便利屋という仕事というのは、その時その場所で、知恵と工夫、過去の経験をフルで使ってお客様の困ったを解決することだと、勝手に思っています。
という事で、今回も無事に作業完了して、お客様にとても喜んでいただけました。
ご依頼ありがとうございました。